昨日は星組さんの「花のいそぎ」を見てきました。
先日お茶会に行った真飛聖さんの初主演作品なんですが。
いいもん見せてもらいました。
「平安時代青春学園ラブコメ」とゆーアオリを聞いたときから、頭の中にハテナマークが飛び交っていたんですが。
しかも、主人公はあの「魔人・小野篁」だっていうしさ・・・・。
「篁で学園モノ」っていう時点ですでに意味がわからなかったんですが。
ホントに学園モノでした。
あらすじとしては。
平安時代前期、大学寮文章院に入学した篁たちは、藤原家の子弟が入学する勧学院の学生たちと、牡丹の花を探す「探花の宴」で競うことになります。
しかしこの宴はもともと、勧学院の学生に有利なようにすでに仕組まれているものでした。
篁たちは不利を知りつつ、牡丹を探します。
そこへ、宴の不正を知って憤っている少女が現れ、篁に自分の牡丹の花を手渡します。
彼女は、宮廷の実力者、清原夏野の娘、三の君でした。
三の君と篁は次第に親しくなり、お互いに惹かれていきます。
しかし三の君は、最高権力者藤原冬嗣の息子、良房との縁組が取り決められてしまいます。
また篁にも「ある事情」があり、二人の恋の行く末は・・・・・・。
まーストーリーからしてよくわかるように、めちゃくちゃオーソドックスな恋愛ものなんですが。
すでに結末は予想できたし。予想通りだったし(笑)
なんか、キラキラしててよかったよ。若さあふれるっていうか。すがすがしくて。
大野作品ははじめてみたけど、「正統派日本もの」って感じのわりに、音楽はアップテンポな楽しい曲とか、メロディのきれいな曲ばかりで楽しめたし。
(主題歌とか、ホントメロディがきれい)
主演のまとぶんは、「ベルばら」のアランがとてもよくて、そういう熱い役とか、骨太の男役のイメージがあったんですが。
篁は結構抑えが必要な役でしたが、なかなかよかったです。
(しかし一番魅力的だったのは、学生仲間と言い争って、キレたときだった・笑)
平安装束もよく似合ってて。
前々からずっといい続けていますが。
彼女にぜひ、高彬を!!!!
昨日の篁を見て、ますますその思いが強くなりましたよ。
二番手で篁の友人・藤原常嗣を演じたチエちゃん(柚希礼音)。
さすがに、華やかな子ですねえ。背も大きいし。
星組の次世代トップ候補として大事に育てられてるのがよくわかります。
しかし、セリフまわしとかが、現トップのワタル氏にそっくりだと思ったよ・・・・。
さすがに新公でワタルの役をやってるからか・・・・・・。
しかし、もうちょっとガサツな感じがなくなると、もっといいのになあ。
まあ、まだ研5だもんね。これからまだまだ成長するよね。
しかし、「お琴の練習が大変だった」とは聞いてたけど、すごいホント大変そうでした・・。
よくがんばったよ。うんうん。
ヒロインの琴まりえちゃん。
「花の業平」のとき、伊勢の斎宮役をやってましたが。
あのときは滑舌が悪くて、オイオイ・・・って感じだったんですが。
すっきりしてかなりよくなってました。
かわいかったし。
でももうちょっと娘役は華やかな子のほうが好みかな・・・・。
ほかにも、まとぶんはキレイな装束をとっかえひっかえ着てて。
平安マニアには垂涎モノでございました。
(しかし、宝塚の平安モノって、なんで装束にブーツなんだ・・・・? まあ、そうしないと男役は美しく見えないのかもしれないが)
フィナーレナンバーの、男役が全員華やかな狩衣姿で舞うところとか、ホント美しかったし。
芝居では平安前期なので、唐風のお衣装なんですが。
なぜかフィナーレは、娘役は皆袿姿・男役は狩衣姿でした。
今日千秋楽ですが、なんだかココロ洗われる感じでございました。